この記事を書いた人
治療院での施術歴20年以上。鍼灸師・柔道整復師・アスレティックトレーナーの3資格を保有。「寝ているのに疲れが取れない」という悩みを抱える方の体と、数多く向き合ってきました。現在は千葉・東京を中心に夜間専門の出張整体を提供中。
「7時間寝たのに疲れる」という方は、決して珍しくありません。睡眠時間=睡眠の満足度とは限らない、というところから、この記事は始まります。
📋 この記事でわかること
01寝た時間だけでは判断できない理由
「時間はしっかり確保しているのに、朝から体が重い」という感覚には、いくつかの要因が関係することがあります。以下のような状態に心当たりはないでしょうか。
- 夜中に何度も目覚めている——眠っている時間の中でも、細かく覚醒を繰り返している場合があります
- 寝る直前まで緊張が抜けない——仕事や考え事の緊張感を持ち越したまま布団に入るケースです
- 首肩や背中に力が入り続けている——就寝中も体のどこかに力が入ったままということがあります
- 生活リズムの乱れ——起床・就寝の時間が日によって大きくばらついている場合です
- 寝室環境——温度・湿度・光・音などが、睡眠の満足度に関係することがあります
これらは一つだけが原因というより、複数が重なって「時間は足りているのに疲れが残る」という感覚につながることが多いようです。
02首肩・背中の緊張にも目を向ける
先ほど挙げた「首肩や背中に力が入り続けている」状態について、もう少し触れておきます。
首こりが不眠の直接的な原因である、と言い切ることはできません。ただし、身体の緊張感が気になる場合には、身体の状態も一緒に確認してみることをおすすめしています。就寝中に緊張が残ったままだと、朝の回復感につながりにくいことがあるためです。
🌙 20年以上の施術経験から
「ちゃんと寝てるのに疲れが取れない」という方の体に触れると、首や肩に力が入ったままの状態であることが少なくありません。ご本人は気づいていないことも多く、体の状態を確認してみることで見えてくるものがあると感じています。
Instagramで簡単セルフチェックを紹介しています
首肩の力みを確認する簡単な方法を、リール動画でご紹介しています。@nemuri.care.chiba のプロフィールからご覧いただけます。
03寝る前にできること
就寝前に取り入れやすいセルフケアを一つご紹介します。
胸椎まわりを軽く動かす
背中の上部(胸椎)を軽く回旋させるようなストレッチは、就寝前の力みをやわらげるきっかけになりやすい動きです。椅子に座った状態で、ゆっくり上半身をひねるだけでも構いません。無理に大きく動かす必要はなく、心地よいと感じる範囲で十分です。
詳しい動かし方は、Instagramの木曜投稿で動画とあわせてご紹介していますので、あわせてご覧ください。
04こんな場合は医療機関への相談も
次のような状態が続く場合は、医療機関へのご相談をおすすめします
- 強い日中の眠気が続いている
- 大きないびきや呼吸の停止を周囲から指摘されたことがある
- 長期間続く強い倦怠感がある
- 日常生活に支障が出ている
当店のケアは医療行為ではなく、疲労回復・リラクゼーションを目的としたサポートです。上記のような症状がある場合は、まず医療機関にご相談いただくことをおすすめします。
📌 この記事のまとめ
- 睡眠時間の長さだけでは、疲労回復の満足度を判断しきれないことがある
- 中途覚醒・緊張の持ち越し・生活リズム・寝室環境など、複数の要因が関係する
- 首肩や背中の緊張感が気になる場合は、身体の状態も一緒に確認してみる
- 就寝前の胸椎まわりのストレッチは、力みをやわらげるきっかけになりやすい
- 強い眠気やいびきの指摘などがある場合は、医療機関への相談も選択肢のひとつ
睡眠の悩みを、睡眠時間だけでなく身体や生活習慣も含めて考えてみる。それが、私たちが大切にしている考え方です。